2018年
- 2018年12月19日
- ソフトバンク社が東証第一部上場
ソフトバンクグループの子会社で携帯電話会社のソフトバンク社が、東京証券取引所第一部に上場した。
1株当たりの株価の初値は1,463円で、売り出し価格の1,500円を下回ったが、初値で計算した時価総額は7兆35億円となった。終値は1,282円となり証券業界からは期待はずれの結果となった。
- 2018年12月13日
- PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」がわずか10日で終了する
QRコード決済サービスの「PayPay」が12月4日から実施していた「100億円あげちゃうキャンペーン」が13日23時59分をもって終了となり、わずか10日での終了となった。
このキャンペーンでは、支払額の20%分のポイントを受け取ることができ、さらに40回に1回の割合で全額払い戻す(最大10万円)というものであったが、初日からシステム障害が発生し、家電量販店のレジで行列が発生したり、クレジットカードの不正利用など、各種の問題も発生した。
- 2018年12月3日
- ポケベルが2019年9月に終了
東京テレメッセージ社は、ポケットベルを使った無線呼び出しサービスを2019年9月に終了すると発表した。
ポケットベルの利用者は1,500人を下回っていて、防災無線サービスなど他のサービスに経営資源を集中するためという。
- 2018年11月12日
- スパコンランキングで日本は7位に
スーパーコンピューターの性能ランキング「TOP500」で米国製の「Summit」が前回に引き続き1位となった。
日本製では、富士通が産業技術総合研究所向けに構築した「人工知能処理向け大規模・省電力クラウド基盤(AI Bridging Cloud Infrastructure:ABCI)」が7位に入った。以前1位だった理化学研究所の「京」は、18位まで順位を下げた。
一方、「graph500」では、理化学研究所の「京」が8期連続で第1位になっている。
- 2018年10月15日
- ポール・アレン氏が死去
米マイクロソフト社をビル・ゲイツ氏と共同創業したポール・アレン(Paul Allen)氏が、悪性リンパ腫で死去した。享年65歳だった。
ポール・アレン氏が1975年にビル・ゲイツ氏とともに立ち上げたたマイクロソフト社は1990年代に世界で最も時価総額の高い企業になったが、ポール・アレン氏は2000年にマイクロソフト社を退任し、投資会社の会長を務めていた。
- 2018年9月21日
- ソフトバンクでメール約1,000万通が消滅
ソフトバンク社は、同社の携帯電話向けメール、約1,030万通が、迷惑メールフィルター機能の不具合により、消失したことを発表した。
同社によると、迷惑メールを判断するデータベースへ反映するパターンファイルの自動生成機能に不具合があったため、メールが消失したという。
- 2018年7月18日
- 欧州委員会が米国グーグルに5,700億円の制裁金
欧州連合(EU)の欧州委員会は、米国グーグルがEU競争法(独占禁止法)に違反したとして、43億4,000万ユーロ(約5,700億円)の制裁金を科したと発表した。
欧州委は、グーグルが携帯端末のメーカーに自社のアプリを使う条件として、グーグル製以外のアプリを排除することを要請したとしている。
- 2018年6月5日
- シャープが東芝のPC事業買収を発表
シャープ社は、東芝のパソコン(PC)事業を40億円で買収すると発表した。
同社は、2010年にパソコン事業から撤退していたが、今回の買収で再参入することになった。
- 2018年5月1日
- きらぼし銀行、発足初日にシステム障害
東京都民銀行と新銀行東京、八千代銀行の3行が合併してきらぼし銀行が発足したが、発足した初日にシステム障害により、合併前の別の銀行のキャッシュカードができない障害や振込みが出来ないなどの不具合が発生した。
障害は、午後にほぼ復旧したが、他行からの振り込みなど約1万6,000件の取引に影響が出たという。
- 2018年4月6日
- 楽天が携帯事業に新規参入
総務省の電波監理審議会は、楽天社の携帯電話事業への新規参入を妥当とする答申を出した。
楽天社は、第4の携帯電話会社として2019年10月にサービス開始を目指すという。
- 2018年3月17日
- Facebookが5,000万人の個人情報をトランプ陣営に渡す
米New York Times社と英Guardian社は、米国Facebook社の5,000万人の個人情報が、2016年の米大統領選挙でトランプ陣営に不正に渡っていたと報じた。
Facebook社は、5,000万人の個人データは不正に外部に流出したものではなく、ユーザーの許可を得て集められたものを、ポリシー違反により第三者に売却したと説明している。
- 2018年3月8日
- 「楽天カード」で買い物やキャッシングのサービスが一時利用できず
楽天カード社は、クレジットカードの「楽天カード」の一部の顧客で、買い物やキャッシングのサービスが利用できなくなる障害が発生したことを発表した。
障害の原因は、データ整合性管理システムの不具合で、データに不整合が発生したためという。
2017年
- 2017年11月10日
- 大阪モノレールでシステム障害のため券売機や改札機が使えず
大阪高速鉄道社の大阪モノレールで、券売機や改札機を制御するシステムにシステム障害が発生し、すべての駅で券売機や改札機が使えなくなった。
システムは約5時間後に復旧したが、復旧までの間、運賃を「無料」する対応を行って運転を継続した。
- 2017年11月2日
- 富士通とLenovoがPC事業を行う合弁会社を設立し、富士通のPC事業がLenovo傘下に
富士通社、中国のLenovo社、日本政策投資銀行社(DBJ)の3社は、PC事業を行う合弁会社を設立することに合意したことを発表した。
出資比率は、Lenovo社が51%、富士通社が44%、DBJが5%となり、富士通のPC事業は事実上Lenovoの傘下となる。
合弁会社の体制は基本的に現状を維持し、富士通ブランドでPCの開発・生産を継続するという。
- 2017年10月5日
- AIスピーカーが日本でも発売開始
米グーグル社は、AIスピーカー「グーグルホーム」の日本語版を6日に発売すると発表した。また、廉価版の「グーグルホーム ミニ」も23日に発売する。
価格は「グーグルホーム」が14,000円、「グーグルホーム ミニ」が6,000円(いずれも税抜き)ということである。
一方、LINE社は、AIスピーカー「Clova WAVE」の発売を開始した。
「Clova WAVE」の本体価格は、14,000円(税込)ということである。
- 2017年8月25日
- インターネットで大規模なネット障害が発生
25日正午過ぎから国内でインターネットへの接続ができなくなる大規模なネット障害が発生した。
大きく影響を受けたのはNTTコミュニケーションズ社の「OCN」で、KDDIのユーザも一時接続できなくなった。
この障害により、銀行、証券会社、新聞社等へのホームページに接続できなくなり、またモバイルSuicaやLINE等のサービスも利用できなくなった。
障害の原因は、米国Google社での通信装置の誤操作で、これによりネットワーク事業者間で共有している経路制御(BGP)情報に誤った大量の経路情報が流れたため大規模なネット障害が発生した。
- 2017年6月27日
- フェイスブックの月間利用者数が20億人を超える
フェイスブック社は、フェイスブックの月間利用者数が全世界で20億人を超えたことを発表した。
フェイスブックは、2004年にサービスを開始し、2012年に10億人を超えた後、5年で利用者が倍になった。
- 2017年5月20日
- 将棋電王戦で将棋ソフトが勝利する
将棋ソフトの「PONANZA」とプロ棋士の佐藤天彦名人が対局する「第2期 電王戦 2番勝負」が行われ、将棋ソフトの「PONANZA」が勝利した。
電王戦は、今年で最後となるため、人間とAIの将棋対決は、これで一区切りとなった。
- 2017年2月3日
- googleが検索アルゴリズムを変更
google社の日本法人は、日本語検索システムの検索アルゴリズムを変更したと発表した。
DeNA社が運営していたWELQサイトに掲載された情報が不正確であった問題に対応して、信頼性に欠けるサイトの検索順位を下げ、有用で独自なコンテンツを持つサイトを上位に表示させるのが狙いという。
- 2017年2月1日
- googleの検索結果の削除を最高裁認めず
インターネット検索サイト「google」で検査結果から過去の逮捕歴が表示されないように削除を求めた仮処分申請で、最高裁第3小法廷は1月31日付けで削除を認めない決定を下した。
- 2017年1月31日
- 富士通がニフティをコジマに譲渡
富士通社は、ニフティ社のISPを中心とする個人向け事業をノジマ社に譲渡すると発表した。
一方、法人向け事業は、富士通社のクラウド事業と連携強化し、富士通社のクラウド事業を強化していくという。
2016年
- 2016年12月8日
- KDDIがビッグローブを買収
KDDI社は、ビッグローブ社の全ての株式を日本産業パートナーズより買収し、2017年1月末を目途に完全子会社することを発表した。
ビッグローブ社は、2006年にNECビッグローブとしてNECから分離して会社となり、2014年にNECが日本産業パートナーズに売却していた。
- 2016年11月12日
- スパコンランキングTOP500で東大などの共同運営スパコンが6位に入る
スーパーコンピューターの計算速度の世界ランキング「TOP500」が発表され、東京大学情報基盤センターと筑波大学計算科学研究センターが共同運営している共同HPC基盤施設JCAHPCに設置された「Oakforest-PACS」が第6位に入った。
第1位と第2位は、前回に引き続き中国・無錫スパコンセンターの「神威太湖之光(Sunway TaihuLight)」と中国国防科学技術大学(NUDT)の「天河2号(Tianhe-2)」で、中国勢が8連覇する形になった。
第3位〜第5位は米国勢で、日本の「京」は、前回の5位から今回は7位という結果になった。
- 2016年10月25日
- 「iPhoneでSuica」がスタート、アクセス集中で「モバイルSuica」に影響
日本でも25日から Apple Pay が使えるようになったが、Apple Pay向けSuicaサービスと、従来の「モバイルSuica」にアクセスが集中し、25日朝からつながりづらくなった。
そのため、午前7時半頃から同11時頃まで「モバイルSuica」による特急券の予約や電子マネーのチャージが一時的にできなくなる不具合が発生した。
- 2016年9月16日
- 横浜銀行など4行でシステム障害が発生しATMが使えず
横浜銀行と七十七銀行、北海道銀行、北陸銀行の地銀4行は16日の午後2時ごろからシステム障害が発生し、ATM(現金自動預払機)での一部の取引ができない状態になったと発表した。
システム障害は午後8時頃には復旧したという。
- 2016年9月1日
- ギャラクシーノート7が出荷停止
韓国サムスン電子社は、8月に発売開始した「ギャラクシーノート7」の出荷を停止した。
充電中にバッテリーが発火したとの情報があげられたためとみられている。
その後も発火事故は続き、日本でも国土交通省が10月17日までに各航空会社に対して同機種の機内への持ち込み禁止の指示を出した。
- 2016年7月22日
- ポケモンGOの日本でのサービスが始まる
米国などで先行配信され爆発的人気で社会現象にもなっている「ポケモンGO」が、ついに日本でのサービスを開始した。
海外でのトラブルを受けて、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)から「ポケモントレーナーのみんなへお願い」というパンフレットが21日に公開され、利用者への注意を促す事態となっている。
- 2016年7月18日
- ソフトバンクが英半導体設計のARMホールディングスの買収を発表
ソフトバンクグループ社は、英国の大手半導体設計会社ARMホールディングス社を約240億ポンド(約3.3兆円)で買収することで合意したと発表した。
ARMは、「ARMアーキテクチャ」の開発元であるが、ARMアーキテクチャは、スマートフォンで多く使われているプロセッサのベースになっていて、スマートフォンや携帯電話の市場ではほぼ独占状態となっている。
- 2016年7月15日
- LINEが東証1部に上場、初値は4,900円
LINE社が、東京証券取引所の第1部に新規上場した。初値は4,900円で、公募価格の3,300円を大幅に上回った。
- 2016年6月20日
- スパコンランキングTOP500で中国製コンピュータが1位に
世界のスパコンランキング「TOP500」が発表され、中国の国立研究所が新たに開発したスパコン「神威太湖之光(Sunway TaihuLight)」が1位になった。神威太湖之光は、中国製のプロセッサー「SW26010」を使用しており、純中国製のスパコンとして始めて第一位になった。
6回続けて1位だった中国製の「天河2」(Intel製のプロセッサーを使用)は2位となった。
また、10位までの順位を見てみると、前回の1位〜9位までが、2位〜10位に一つずつ順位を落とし、日本製の「京」は、前回の4位から5位になった。
500位内のスパコンを国別で見てみると、中国製が167台、米国製が165台となり、国別の台数でも中国が米国を上回り1位となった。
- 2016年6月15日
- 「バズドラ」のチートツールを公開した大学生が逮捕される
スマホのオンラインゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」で自分のキャラクターを強くする不正プログラム「チートツール」を作成したとして、神奈川県警は広島市の男子私立大生を著作権法違反(技術的保護手段回避プログラムの公衆送信)の容疑で逮捕したことを発表した。
男子私立大学生は、「自分の技術をみんなに見せつけたかった」と供述しているという。
- 2016年6月13日
- マイクロソフトがリンクトインを買収
米マイクロソフト社は、米国のビジネス向けSNSサイトを運営する米リンクトイン社を262億ドル(約2兆8000億円)で買収すると発表した。
リンクトインは、世界で4.3億人を超えるの会員がおり、日本語でもサービスを提供していて、日本国内の会員数は100万人を超える。
- 2016年6月10日
- LINEが東証に上場へ
東京証券取引所は、LINE社の株式上場を承認した。上場日は7月15日、上場先は東証1部の見通し。
株式上場時の想定売り出し価格は1株当たり2,800円で、想定価格から時価総額を算出すると約5,879億円になるという。
- 2016年5月4日
- JR東日本の新幹線駅の電光掲示板が表示されず
JR東日本の新幹線の44駅すべてで、行き先や発車時刻を知らせる電光掲示板が表示されない障害が発生した。
障害は4日の始発から発生し最終列車まで続いたが、大型連休中だったため駅員を増やして対応を行ったという。
障害の原因は、大型連休で増発した列車本数が表示システムの上限値を超えたためとみられている。
- 2016年4月22日
- NTTドコモの「VoLTE」で通信障害
NTTドコモ社は、高音質通話「VoLTE(ボルテ)」での音声通話が一時できなくなったことを発表した。
障害の影響を受けたのは、国内の同通信に対応した十数万台の端末で、午後3時15分頃から発信・着信ができなくなり、午後11時18分頃復旧した。ただし、「VoLTE」での通話ができなくなった場合でも、「G3」での通話に切り替えれば通話は可能という。
なお、障害の原因は、ネットワーク設備の故障であった。
- 2016年4月1日
- JALでシステム障害が発生し、国内線46便が欠航
JALの重量管理システムでシステム障害が午前7時50分頃発生し、2時間後に復旧したが、羽田空港の発着便を中心に46便が欠航し、最大137便に遅延が発生した。
「重量管理システム」の障害の原因は、プログラムの不具合によるもので、APサーバー上で先に開始した処理がキャッシュ上のデータ領域を占有して、後から開始した処理がキャッシュを利用できず、キャッシュで「デッドロック」状態になったことによるものだと判明した。
プログラムを開発したのはルフトハンザ航空子会社のルフトハンザシステムで、3月23日にプログラム更新が行われたが、それまでは発生しなかった障害のため、障害の原因はプログラム更新により処理方法を変更した事によるものとしている。
- 2016年3月24日
- 全日空のシステム障害で146便が欠航
全日空の国内線の搭乗手続きや予約販売を行う航空券管理システムで障害が発生し、空港での搭乗手続きやインターネットでのチケット予約ができなくなり、146便が欠航、391便が遅延し、計約7万1900人に影響が出た。
障害の原因は、4台のデータベースサーバを接続する中継機の故障によるものという。
今回故障が発生した機器は、シスコシステムズ社製の「Catalyst 4948E」というイーサネットスイッチで、なぜ故障がわからなかったのかというと、故障していたのにもかかわらず正常に動作しているふりをしていたからだそうで、そのために故障を発見するのに時間がかかってしまったようです。
この機器は、2010年の発売開始後、全世界で4万3000台稼働しているということですが、今回のようなことが起きたのは初めてで、この不具合に対応するためANAではイーサネットスイッチからの障害検知の信号を信用せず、サーバーからイーサネットスイッチを監視して、異常を検知するように変更したということです。
- 2016年3月15日
- 人工知能の囲碁ソフトが世界トップ棋士に勝利する
下記1月18日のニュースで報じられたグーグル社の囲碁ソフト「アルファ碁」と囲碁界のトップ棋士・韓国の李世ドル九段との全5局の戦いが行われ、4勝1敗でアルファ碁が勝利した。
コンピュータ囲碁は、囲碁は手数が多く探索が難しい事と将棋やチェスのコマと異なり石自体には意味がないため、局面の評価関数の作成が難しい事から、強い囲碁ソフトを開発することは困難と言われてきましたが、今までの常識が覆されることになりました。
- 2016年3月11日
- LINEでシステム障害のためメッセージ送受信ができず
LINE社のコミュニーケーションアプリ「LINE」でシステム障害が発生し、午後5時45分頃から午後8頃までメッセージの送受信ができなくなった。
LINEは、全世界で約2億1500万人の利用者がいて、これらの利用者に影響が出たという。
このシステム障害に伴い、偽ツイッターアカウントが怪しい情報をツイートし、そのツイートが拡散して騒ぎになりました。
偽ツイートは、「社員がサーバーの上で味噌汁をこぼしたためで、雑巾で拭いて復旧作業中」のような内容でしたが、中には真に受けた人もいて、公式アカウントからデマに注意して欲しいと呼びかける事態となりました。
- 2016年3月6日
- マイナンバーの発行システムで障害が頻発
1月より開始されたマイナンバー制度で、マイナンバーカードがシステム障害で各地で発行できない事態が発生している。
マイナンバーカードは、3月2日時点で、890万枚の申請があり、そのうち581万枚が自治体に送付済みだが、交付は91万枚に止まっている。
交付が遅れている理由は、自治体の窓口でカードのシステムへの登録が必要であるが、しばしばシステムに障害が発生してカードの登録ができないためという。
障害の原因は不明で、処理が集中してサーバーの処理能力を超えた可能性があるためサーバを追加したが、カード発行が遅延している状況は改善されていない。
- 2016年2月25日
- シャープ、鴻海傘下での再建を決定
シャープ社は、臨時取締役会で台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業社からの出資を受け入れ、同社の傘下での再建を行うことを決定した。
鴻海社からのシャープ社への出資は7000億円規模になる見通しという。
- 2016年2月18日
- 日本IBMとソフトバンクがWatson日本語版のAPIの提供を開始
日本IBM社とソフトバンク社は、IBM社が開発した人工知能ワトソンの日本語版の提供を開始したと発表した。
提供を開始したのは、「Natural Language Classifier(自然言語分類)」、「Dialog(対話)」、
「Retrieve and Rank(検索およびランク付け)」、「Document Conversion(文書変換)」、
「Speech to Text(音声認識)」、「Text to Speech(音声合成)」の6つのAPIで、これらをプログラムに組み込むことにより、音声対話型のアプリケーションなどが開発が可能になった。
既に英語版では約30のAPIが提供されていますが、この中の6つのAPIが日本語化されて、日本語環境で利用できるようになったようです。実際には日本語版の簡易版がリリースされているため、それを利用したシステムが既に稼働していますが、今回の提供開始により人口知能の利用が進むものと期待されています。
- 2016年2月18日
- アップルが乱射容疑者のiphoneのロック解除を拒否
2015年12月に米カリフォルニア州サンバーナディーノの福祉施設で発生した銃乱射テロ事件で、死亡した容疑者が使っていたiphoneのロックを解除してFBIに協力するよう、12月16日に連邦地裁が製造したアップル社に命じた。
アップル社のクックCEOはこの命令に対して拒否することを表明し、米国ではプライバシー保護かテロとの戦いかで議論になっている。
- 2016年2月15日
- 地銀7行でシステム障害、ATMが使えず
NTTデータ社は、同社が運営する「地銀共同センター」でシステム障害が発生し、同センターを利用している地銀14行のうち、7行で一部のATMが利用できなくなったことを発表した。
障害が発生したのは、西日本シティ銀行、大分銀行、秋田銀行、足利銀行、池田泉州銀行、四国銀行、鳥取銀行の7行で、15日朝からATMの処理が遅くなったため、NTTデータからの求めに応じて一部のATMの使用を中止したという。
- 2016年1月18日
- 人工知能の囲碁ソフトがプロ棋士に勝利
米グーグル社と英グーグル・ディープマインド社の研究チームは、コンピューターの囲碁ソフトウェア「アルファ碁」を開発し、プロ棋士と対戦して5戦全勝したと、27日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
正式なフルサイズ碁盤の囲碁で人間のプロ棋士に勝つソフトウェアが開発されたのは初めてということである。
チェスや将棋のソフトウェアでは、プロ棋士と互角に対戦出来るソフトウェアはありましたが、差し手の数が多い囲碁では 開発が困難でまだまだ出来ないと言われてきました。しかし、囲碁の世界でもついに登場したようです。
2015年
- 2015年12月7日
- グーグルに過去の逮捕歴の削除を地裁が命じる
グーグルで検索すると12年前に逮捕された時の報道が表示されるとして、札幌市内の50代の男性がグーグルに表示の削除を求めた裁判で、札幌地裁はグーグルに表示の削除を命じる仮処分決定を出した。
報道記事は匿名であったが、ネット掲示板に転載され実名が書き込まれたためネット掲示板が表示されるようになったという。
- 2015年11月18日
- スパコンの「TOP500」で理研の「京」が今回も4位を維持
スパコンの計算速度世界ランキング「TOP500」が米国で開かれている国際会議で発表され、理化学研究所の「京」の順位が6回続けて4位となった。
なお、1位から5位までの順位は、2013年6月から6回続けて変わっていない。
現在の順位は、1位が中国・広州国立スーパーコンピューターセンターの「天河二号」、2位が米国オークリッジ国立研究所の「Titan」、3位が米国ローレンス・リバモア国立研究所の「Sequoia」、4位が日本の理化学研究所の「京」、5位が米国アルゴンヌ国立研究所の「Mira」となっている。
一方、「グラフ解析」で高い能力を示す指標の「グラフ500」では、「京」が2回続けて1位となった。
- 2015年11月10日
- 東京23区で110番がつながらず
東京消防庁は、10日午前11時半頃から6分間にわたって東京23区内で119番がつながらなくなるシステム障害が発生したことを発表した。
同庁によると、システム障害が発生した当時は、119番の受付指令制御装置の保守を行っていて、プログラムの更新作業でシステムを手動で切り替えた際に回線が不通になったという。
東京消防庁で119番がつながらなく障害は、今年の3月と4月にも発生していて、根本的な原因究明と対策が望まれます。
- 2015年10月30日
- 中部国際空港でまたシステム障害
中部国際空港で午前5時30分頃システム障害が発生し、国際線の搭乗手続き、手荷物取り扱いや店舗のレジ管理、駐車場管理等のシステムが正常に動作しなくなった。
システムは約2時間後に復旧し、航空機の遅延などはなかったという。
原因は調査中で、ネットワークが原因の可能性が高いということですが、10月6日にシステム障害が発生したばかりなので安全性の強化が望まれます。
- 2015年10月12日
- DELLがEMCを買収
米国パソコン販売のDELL社は、米国のデータストレージ企業のEMC社をで買収することで基本合意に達したと発表した。買収総額は、約670億ドル(約8兆円)になるという。
EMC社の傘下には、RSA社やPivotal社、そしてVMware社などがあり、これらの企業も買収対象となるが、VMware社については、株式公開企業として存続するという。
- 2015年10月11日
- 情報処理学会が「コンピュータ将棋プロジェクト」の終了を宣言
情報処理学会は、「コンピュータ将棋プロジェクト」の終了を宣言した。
「コンピュータ将棋プロジェクト」(正式名称:コンピュータ将棋『あから』強化推進委員会)は、2010年にトッププロ棋士との対局を実現し、勝利を収めることを目標としてスタートしたが、トッププロ棋士との実業はほぼ互角になってきていて、統計的に勝ち越す可能性が高くなったため、事実上目標を達成したとしている。
はじめは、プロ棋士の棋譜を研究してプログラムが作られていましたが、対戦するにつれて、プロ棋士側もプログラムの特徴を研究して対戦するようになってきていて、勝ち負けということでは学問的にはあまり意味がなくなってきているようです。
電王戦や叡王戦は、今後も継続されるようですので、そちらの動向も気になりますね。
- 2015年10月6日
- 中部国際空港でシステム障害により航空機の出発に遅れ
中部国際空港で9:25頃システム障害が発生し、旅客ターミナルビルで国際線の搭乗手続きと手荷物の搬送ができなくなり手作業に切り替えたため、ベトナムやタイなどへの国際線10便の出発に最大約1時間遅れが発生した。
また、ターミナルビル内ではフライト表示が消えたり、ビル内店舗でのクレジットカード決済もできなくなった。
原因は、空調設備の故障により、サーバーなどの温度が上昇して機器が動かなくなったためとみられている。
- 2015年9月6日
- ヤフーメールの障害で258万通が消失
ヤフー社は、8月28日に発生したヤフーメールの障害で、影響を受けた約260万件のIDのうち、約97万件ID宛に送信されたメール約258万通が消失したと発表した。
ヤフー社では、障害発生時メールの消失はないと発表していたが、3日に消失を確認し、復旧を試みたが復旧出来ないことが判明したという。
原因は、ストレージの障害時に切り替えた緊急用システムに不具合があったためとされている。
ヤフーメールは利用者が多いので、システムに障害があった場合の影響が大きいですが、無料なのでシステムにかけられる経費も限られるため、利用者は注意が必要です。やはり、無料のサービスの利用は、利用者の自己責任が原則です。
- 2015年9月5日
- クレジットカードが全国で一時利用不可能になる
NTTデータ社が運営するCAFIS(金融クレジット情報システム)に障害が発生したため、午後4時頃から全国でクレジットカードの決済が遅れたり、出来なくなる事態が発生した。
障害は、約1時間半ほとで復旧したが、同社のシステムは国内市場の約7割をしめているため、全国各地でクレジットカードが使用できなくなるなどの影響が出た。
- 2015年9月4日
- ジェイコム株の誤発注事件で、東証への107億円賠償命令が確定
2005年にジェイコム社の株式の誤発注で巨額の損失を出したみずほ証券社が、システムの不具合で損害を受けたとして東証に約415億円の賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷は双方の上告を棄却し、東証に約107億円の賠償を命じた2審の東京高裁判決が確定した。
この裁判は、発注の取消が出来ないという基本機能の不具合により400億円を超える損失が出た事件として、システム開発を行っている者としては、システムの重要性をいっそう考えさせられる事件でした。
1審の東京地裁判決では、東証の過失割合を7割としましたが、2審の東京高裁判決では東証の過失割合が低く算定され、双方から最高裁に上告されていましたが、ようやく裁判が終了しました。
- 2015年8月28日
- ヤフーメール障害でメールの送受信ができず
ヤフー社が運営する無料のメールサービス「ヤフーメール」に障害が発生し、午前10時20分頃からメールの送受信が出来ない状態が発生し、約260万人のIDが影響が受けた。
障害は午後8時までに復旧したが、原因はハードディスクの不具合によるものとされている。
- 2015年7月31日
- 東西のNTTがADSLの新規受付の終了を発表
東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は、フレッツ・ADSLの新規申込受付を2016年6月30日をもって終了することを発表した。
既にフレッツ・ADSLを利用している場合には、継続して利用できるという。
光ファイバーが一般的になってしまった現在では、「ADSL」をすっかり聞かなくなってしまいました。
ケーブル接続でなく、無線接続によりインターネットを利用している人も増えているために、メタル回線によるインターネット接続の利用者は減る一方ですね。
- 2015年7月29日
- 「Windows10」正式版が提供開始
Micorsoft社が、Windows10の正式版のリリースを開始した。
29日から提供を開始したのは、「Windows 10 Home」「Windows 10 Pro」の2つのエディションで、最初は早期テストプログラム「Windows
Insider Program」の参加者向けに配信が開始され、その後、順次無償アップグレード申込者向けに配信が行われるという。
今回の「Windows10」は、Windows 8.1/7 のユーザーの場合には、7月29日から1年間限定で Windows 10 への無償アップグレードが行える。
今回のリリースは無償アップグレードが可能ですが、順次配信されるということで、すぐにアップグレードが行えないため、すぐに使っている人も少なく、発売日に店頭でお祭り騒ぎになることもなかったようです。
すぐに使えないこともあり、ネットバンキングを行っている一部の銀行では、動作確認が完了するまで、Windows10 に移行するのを控えるようにアナウンスしています。
- 2015年7月15日
- Windows Server 2003 のサポートが終了
マイクロソフト社による Windows Server 2003 のサポートが7月15日16時で終了した。
これにより、OSにバグやセキュリティ上の問題が見つかっても、更新プログラムの提供などのサービスを受けられなくなった。
2014年4月9日に Microsoft Windows XP のサポートが終了しましたが、今回はサーバのOSである Windows Server
2003 のサポートが終了し、Windows XP の時と同様にセキュリティ上の脅威が増すために継続して利用する場合には、対応が必要になります。
WindowsXP の時と比較すると、利用者も限られているため騒ぎにはなっていませんが、インターネットに接続されているウェブサーバの中には
Windows Server 2003 を使用しているサーバも多数残っているため、今後大きな問題になるかもしれません。
- 2015年7月13日
- スパコンの「TOP500」で理研の「京」が4位を継続
スパコンの計算速度世界ランキング「TOP500」がドイツで開かれている国際会議で発表され、理化学研究所の「京」の順位が引き続き4位となった。
1位となったのは、今回も中国の「天河二号」で、1位から5位までの順位は、2013年6月から5回続けて変わらなかった。
一方、グラフ解析の世界ランキング「Graph500」では、理化学研究所の「京」が今回1位となり、前回の2位から1位に返り咲いた。
- 2015年7月12日
- auのメールに障害が発生
KDDI社のauの携帯電話やスマートフォンのEメール(@ezweb.ne.jp)が、12日午後6時26分より利用出来なくなる障害が発生し、最大796万件の加入者に影響が出た。
原因は、栃木県小山市にある同社通信管理施設で火災報知器が作動し、ハロンガスにより消火設備が稼働して空調が止まることにより、室内の温度が上昇してメールサーバ等が自動停止した影響とみられている。
その後、同社では13日午後3時55分に復旧したと発表したが、送受信しにくい状態はその後も続いていて、3週間後の8月3日になって、通常通りサービスが利用できるようになったと発表した。
今回の障害では、完全復旧するまでに3週間もかかってしまいましたが、メールが使えなくなった場合の影響が大きいので、大量のデータを短時間で復旧させるための特別な対策が必要と思われます。
- 2015年7月8日
- NYSEでシステム障害により取引が停止
米国ニューヨーク証券取引所(NYSE)で7月8日の午前11時半から午後3時10分ごろ(現地時間)にシステムダウンが発生し、全ての銘柄について取引ができなくなった。
システムダウンした原因は、7日に行った取引システムのソフト更新作業で、更新により取引システムと投資家との間で情報のやりとりができなくなる障害が発生したという。
- 2015年6月29日
- ピーチの予約・発券システムに障害で国内線が欠航
格安航空会社(LCC)の「ピーチ・アビエーション」で、29日夕方に予約・発券システムに障害が発生し、国内線の9便が欠航し、8便が最大約2時間遅れたという。
システム復旧までに時間がかかり、ピーチ社によると復旧は30日午前10時半頃になったため、影響人員は22000人に及ぶという。
- 2015年6月23日
- ニトリの通販サイトの障害、6日目にようやく復旧
6月17日にニトリ社の通販サイト「ニトリネット」をリニューアルした際に不具合が発生し、同サイトを閉鎖していたが、23日になってやっと復旧した。
通販サイトで復旧までこれだけ時間がかかったのは異例ですが、サーバーのCPU不足が原因だとわかり、サーバーを入れ替えたため時間がかかったようです。
通販サイトの代わりに楽天市場やYahoo!ショッピングなどを利用してほしいとのアナウンスがあり、「通販サイトはなくても良いのでは?」ということでネットでも話題になりました。
- 2015年6月20日
- ソフトバンクの「Pepper」が1分で完売
ソフトバンク社のパーソナルロボット「Pepper」の一般販売が20日10時に開始されたが、6月の販売分1000台が販売開始から1分で完売した。
「Pepper」の本体価格は、198,000円だが、「Pepper」の各種の機能を利用するためのパックや保証サービスに加入した場合には、3年間で108万3,600円になるという。
まだどのように使えるのかわからないので、かなり高いようにも思われますが、新しい物が好きな人が多いのでしょうか?
- 2015年5月29日
- iphoneがクラッシュするバグが見つかる
iphoneのiMessageで特定の文字列を受信すると、iphoneがクラッシュするバグが見つかった。
「effective〜」から始まるアラビア語を含む特定の文字列を受信するとiphoneがクラッシュするとされているが、不具合が起こる条件はアプリの状態や端末、iOSのバージョンによっても異なるという。
- 2015年5月21日
- 東日本の信用金庫でシステム障害
東北、関東、信越地方の13都県にある50の信用金庫で21日朝からATMやインターネットバンキングが利用できなくなるシステム障害が発生した。
システムは午前11時頃には復旧したという。
- 2015年5月3日
- 仙台のホテルで予約システムにシステム障害
仙台のビジネスホテル「ホテルルートイン仙台泉インター」で9月18〜23日の6日間に部屋数を大きく上回る約4000件の宿泊予約を受け付けるシステム障害が発生した。
「嵐」がコンサートを開催することが発表された1日に予約が殺到し、予約システムが正常に動作しなくなり、満室後にも予約を受け付ける状態になったものとみられている。
- 2015年5月1日
- かんぽ生命でシステム障害が発生し、手続きができなくなる
かんぽ生命は、かんぽ総合情報システムに障害が発生し、全国の郵便局で一時手続きができなくなる障害が発生した。
障害は1日の午後1時35分頃発生し、同日午後6時15分ごろ復旧した。
原因は、システムを統括するサーバに障害が発生したためという。
- 2015年4月26日
- ニコニコ超会議に二日間で15万人が集まる
4月25日・26日の2日間にわたってニコニコ超会議2015が幕張メッセにて開催された。
会場への来場者が15万1,115人、ネット視聴者が794万495人となり、昨年の記録を再更新した。
今年のニコニコ超会議では、幕張メッセの11ホール全てが使用され、大相撲の春巡業「大相撲超会議場所」や「超プロレスリング」等の催し物も開催された。
- 2015年4月14日
- 東京消防庁でシステム障害のため、119番がつながらず
東京消防庁は、14日の午後5時〜9時にかけて、119番通報がつながらない障害が発生したと発表した。
原因は、受付指令制御装置の設定ミスという。
- 2015年4月2日
- LINEが東証に株式上場を再申請
LINE社が、東京証券取引所に株式上場を再申請したことが、明らかになった。
同社は昨年の上場を目指していたが、昨年9月に事業成長を優先させるために上場を見送っていた。
- 2015年3月12日
- 米Appleのオンラインストアが利用出来なくなる
米Apple社の App Store、iTunes Store、iBooks Store、Mac App Store などが日本時間の11日午後6時頃から12日午前5時頃までの間で利用できなくなった。
原因は内部のDNSサーバーの障害によるものという。
- 2015年3月5日
- システム障害で119番が不通に
東京消防庁の119番システムに不具合が発生し、4日の午前11時23分から9分間、119番が不通となった。
同システムは、2月に12年に1度のシステム更新を行っていたばかりだった。
通常、受付指令制御装置に不具合が発生した場合には、バックアップ機に自動的に切り替わるはずであったが、エラー情報を収集するシステムにループ状態が発生し、機能停止したためという。
- 2015年2月21日
- 「ノートン」の更新で、IEがクラッシュ
シマンテック社の「ノートンセキュリティ」等のセキュリティ製品を更新すると、IE(インターネット・エクスプローラー)がクラッシュするという障害が発生した。
原因は、製品のアップデートで不正な定義ファイルが配信されてしまったためという。
- 2015年1月27日
- FacebookとInstagramが一時的に利用できなくなる
フェイスブックと投稿サイトのインスタグラムが、27日の午後、約1時間にわたって利用できなくなった。
この障害は、一時ハッカー集団の関与が噂されたが、その後、原因は社内でのサービスの変更により両サービスのAPIサーバがダウンして起きたことが判明した。
- 2015年1月23日
- ソニーがサイバー攻撃の影響で四半期報告書を提出できず
ソニー社は、2014年10月〜12月期の「四半期報告書」の金融庁への提出を延期すると発表した。
米国の映画子会社の「ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)のシステムが、サイバー攻撃を受けた影響によるものという。
2014年
- 2014年12月12日
- イーフロンティアが民事再生法の適用を申請
PC用のパッケージソフトを開発・販売しているイーフロンティア社が、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。
負債総額は、債権者114人に対して約23億5,000万円になるという。
- 2014年12月7日
- JR東日本の「えきねっと」・「モバイルSuica」でシステム障害
JR東日本社は、「えきねっと」や「モバイルSuica」でシステム障害が発生し、予約済みのチケットの受取りや特急券の予約などができなくなったと発表した。
システムが使えなくなったのは、7日午前0時20分から1時40分と、同5時半から8時45分の間で、システム障害の原因は、メンテナンスを行う2つの会社間でのメンテナンス情報の共有ミスによるものという。
- 2014年11月17日
- スパコンのランキングで中国の「天河2」が4連覇を達成する
世界のスーパーコンピュータランキングの「TOP500」で中国の「天河2」が4回連続で1位になったことが発表された。
順位は、1位から9位までが前回(2014年6月)から変動がなく、日本の「京」は前回と同じ4位となっている。
中国の「天河2」が1位になるまでは、毎回順位が入れ替わっていましたので、現在は一息ついているところでしょうか。各国とも高性能のスパコンの開発中ですので、今後どのような展開になるか、目が離せませんね。
- 2014年10月23日
- スマホの契約者数が携帯電話の契約者数を初めて上回る
MM総研の調査によると、2014年9月末の時点でスマホの契約者数が携帯電話の契約者数を初めて上まった。
スマホの契約者数は6248万件、携帯電話の契約者数は6176万件となり、スマホの契約者数が携帯電話の契約者数を上回ったという。
販売台数ではスマホの数が絶対的に多いのですが、古くからの携帯電話の利用者はそのまま使っているでしょうから、なかなかすぐにはスマホに入れ替わらないでしょうね。
- 2014年10月22日
- アップルで初めて開発された「アップル1」が9700万円で落札される
アップル社で初めて1976年に組み立てられた「アップル1」がニューヨークで競売にかけられ、90万5000ドル(9700万円)で落札された。
この「アップル1」は故スティーブ・ジョブズ氏とスティーブ・ウォズニアック氏が、ジョブズ氏のガレージで組み立てた最初の50台のうちの1台とされている。
落札したのはヘンリー・フォード博物館で、同博物館に展示する予定という。
- 2014年10月15日
- 横浜市HPに台風の一斉メールでアクセスが集中
横浜市のホームページが、台風19号に関する避難情報の一斉メールによりアクセスが集中し、約3時間半にわたって閲覧ができなくなった。
横浜市では、崖崩れの危険箇所について避難準備情報を出した際に、市内の瀬谷区を除く17区の携帯電話・スマホユーザーに対して地域一斉メール(エリアメール)を発信した。このメールでは、メールの中で地域を指定せず、ホームページで確認する内容だったため、ホームページに多くのアクセスが集中し、閲覧ができなくなった。
アクセスが集中して、ホームページの閲覧ができなくなったのは当然の結果ですが、システムに詳しい人が運用方法について考えないと、ITの世界ではこのようなことが良く起こりますので、安易なITの利用には注意が必要です。
- 2014年10月9日
- グーグルに検索結果の一部削除の命令
「グーグル」で自分の名前を検索すると、犯罪に関わっているかのような検索結果が表示されるのはプライバシー侵害にあたるとして、日本人男性が米国のグーグル本社に検索結果の削除を求めた仮処分申請で、東京地裁は検索結果の一部削除を命じたる決定を行った。
単語を入力すると関連する語句を予測表示するサジェスト機能についての裁判はありましたが、検索結果については、国内では初めての司法判断です。今後、どのような展開になるか注意が必要になりそうです。
- 2014年10月1日
- 携帯電話とPHSの間でのMNPが開始される
異なる携帯電話事業者間で電話番号を引き継ぐことができる、番号ポータビリティ(MNP)が携帯電話とPHSの間でも開始された。
また、これに伴いショートメッセージサービス(SMS)の送受信も、携帯電話とPHSの間で出来るできるようになった。
- 2014年9月30日
- Windows の次期バージョン「Windows 10」が発表される
米国マイクロソフト社は、米サンフランシスコで開かれた次期 Windows のプレビューイベントにおいて、次期 Windows が「Windows
10」であることを発表した。
次期 Windows は、今までよりも包括的なプラットフォームに対応したOSであるため、既存の Windows の延長である「Windows
9」でなく「Windows 10」の名称になったという。
また、10月1日からは Windows 10 のプレビュー版として Windows 10 テクニカルプレビューの配付を開始した。
Windows 10 がリリースされるのは、2015年後半に予定されていて発売までまだ時間がありますが、今年Windows XPのサポートが終了し、しぶしぶWindows
7/8に変更した人も多く、次期 Windows と言われても実感がない人が多いのではないでしょうか。
- 2014年9月30日
- Yahoo!メールでアクセス障害が発生
ヤフー社の「Yahoo!メール」で、午前9時20分ごろより全体の約8%にあたる約500万IDでアクセスできない状況が発生した。
原因は、社内のハードウェアのシステム障害であったという。
復旧までに時間がかかり、4日午前6時57分ごろ復旧したが、7つのIDでデータの一部にエラーが発生していて、該当のユーザーには連絡・謝罪したという。
- 2014年8月19日
- Microsoft Azureでシステム障害が発生
Microsoft社のクラウド構築サービスの「Microsoft Azure」でシステム障害が発生し、世界各地でサービスが停止した。
障害は複数のデータセンターで発生し、約5時間後に復旧したという。
Azure の障害は、2012年2月29日にうるう年に関する計算エラーにより、また2013年2月22日にもOpenSSLの証明書失効によりストレージ障害が発生していた。
クラウドサービスは複雑なシステムのため、他社のクラウドサービスでも障害が発生していますが、今回のように複数のデータセンターで障害が発生することは、分散化してシステムの安定化を行っているクラウドでは珍しいようです。
- 2014年8月18日
- Windows Updateの実行でPCが起動不可能になるトラブルが発生
8月13日にマイクロソフト社が公開したWindowsの定例アップデートの更新データに不具合があり、Windows Updateを実行して再起動すると、PCがエラーで起動不可能になるトラブルが発生した。
原因は、4つの更新プログラムに問題があったためで、マイクロソフト社ではWindows7/8に対する復旧方法を発表している。また、現在トラブルが発生していない場合でも、対象の4つの更新プログラムをインストールした場合には、更新プログラムをアンインストールすることをすすめている。
セキュリティ・リスクの増大により、Windows Updateを必ず行うように推奨されている現在では、このような障害が発生すると、とても大きな影響が出ますので、更新プログラムの提供には今まで以上に慎重な対応が望まれます。
- 2014年7月25日
- JR西日本のインターネット予約システムでシステム障害
JR西日本社は、同社のインターネット座席予約システム「e5489」にシステム障害が発生し、列車の予約や駅での切符の受取りができなくなったと発表した。
影響が出たのは、朝の4時半ころから復旧した7時50分までの間で、およそ2,200件の取引に影響が出たという。
- 2014年7月17日
- ベネッセの個人情報流出事件で、派遣SEが逮捕される
7月9日にベネッセからの約760万件にも及ぶ個人情報流出事件は、IT関連会社に派遣されていたSEがDBよりデータを抽出して外部媒体に記録した後外部に持ち出し、名簿業者に販売していたことが判明した。
警視庁は、このSEを不正競争防止法違反(営業秘密の複製)容疑で逮捕した。
国内過去最大の個人情報流出事故の可能性があるこの事件は、データアクセス権限を持ったSEによる犯行とわかり、IT業界を震撼させる事件となりました。
- 2014年7月15日
- LINE が東証に上場申請
LINE社が、東京証券取引所に株式上場を申請を行ったことが明らかになった。東証の承認を得られれば、早ければ11月にも上場する見通しという。
時価総額は1兆円を超すものとみられていて、国内では今年最大規模の上場になるとみられている。
ついに、LINEが東証に上場申請を行いました。実際に上場が行われると株式市場は大騒ぎになりそうですね。
- 2014年6月23日
- スパコンの性能ランキング「TOP500」で中国の「天河2号」が1位を3期続けて獲得
スーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」の2014年6月版が、ドイツで開催中のスパコンの国際会議「ISC 2014」で発表された。
今回も、前々回、前回に続いて3期連続で中国国防科学技術大学の「天河二号」がトップを維持した。
2位は米オークリッジ国立研究所の「Titan」、3位は米エネルギー省ローレンス・リバモア国立研究所の「Sequoia」、4位は日本の理化学研究所の「京」、5位は米アルゴンヌ国立研究所の「Mira」となっている。
前々回までは、毎回(半年毎)に1位が入れ替わっていたのですが、このところ上位に変化がありません。
各国とも、さらに高性能のスパコンの開発に専念しているようです。
- 2014年6月5日
- 日航で重量管理システムに障害発生し、国内線171便が欠航
日本航空の機体の重量管理システムに障害が発生し、機体に積み込む荷物の重量計算を手作業で行うことになり、作業が遅れて国内線174便が欠航し、国際線に遅れが発生した。
- 2014年5月15日
- Adobeのビジネス向けシステムで障害が発生
米国Adobe Systems社のビジネス向けサービス「Adobe Creative Cloud」がシステム障害のため利用できなくなった。
同社によると、本社サーバーのメンテナンス中に利用者認証システムに不具合が発生したためという。
この障害のため、同サービスが利用出来なくなったほか、電子媒体として雑誌や新聞のコンテンツを利用者に配信するサービスに影響が出るなど、同サービスを利用している出版社や新聞社など多くの企業に影響が出たとみられる。
- 2014年5月14日
- スカイマークでシステム障害のため、予約や登場手続きに影響
スカイマーク社は、システム障害のため、インターネットの予約ができず、搭乗手続きも手作業で行っていて一部の便に遅れが生じていることを発表した。
13日から14日にかけてサーバのメンテナンスを実施したが、その後、サーバの処理速度が遅くなる障害が発生したため、サーバを再度停止して調査を行ったという。
- 2014年5月14日
- Googleに対して「忘れられる権利」を認める裁定
ルクセンブルグにある欧州司法裁判所は、Google社に対して、利用者から要請があった場合には、検索結果から個人情報が存在するWebサイトへのリンクを削除しなければならないとの裁定を下した。
EUにおいては、「忘れられる権利」について議論されているが、この権利を認める判決となった。
- 2014年4月30日
- 三菱東京UFJ銀行で送金できないトラブルが発生
三菱東京UFJ銀行は、30日に送金することになっていた定額自動送金サービス6万4000件のうち、2万3000件、金額で約30億円がシステムトラブルのため送金できなかったと発表した。
同行のシステムでは、定額自動送金サービスのデータから、解約対象データを処理中に取り除いて、1000件単位で処理を行っていたが、たまたま抽出した1000件全件が解約データであったため、データが終了したものと判断して、そこまでで処理が終了したため送金処理ができなかったという。
原因から見ると、テスト漏れというよりは、設計ミスと思われます。他の処理でも同様な設計が行われていないか検証が必要ではないかと思われます。
- 2014年4月28日
- 「ニコニコ超会議3」で2日間の総来場者数が12万人を超える
幕張メッセで4月27日〜28日の2日間にわたって開催された「ニコニコ超会議3」の総来場者数が12万4966人になったと発表された。また、会場からの公式生放送のネットへの総来場者数は759万5978人という。
今回の開催では、会場内に土俵を設置し「大相撲超会議場所」が開催された。また、安倍晋三首相が昨年に引き続き来場し、自民党ブースの宣伝車から挨拶した。
- 2014年4月24日
- アップルの「iPod」の技術で知財高裁でも特許権侵害の判決
アップル社の「iPod」に使われている「クリック・ホイール」技術が、山梨県の発明家が持つ特許を侵害しているとして争われていた控訴審訴訟で、東京地裁判決に続き知財高裁でも特許権侵害を認め、約3億3600万円の支払いを命じる判決が言い渡された。
- 2014年4月22日
- 三井住友銀行でシステム障害のためATMが使えず
三井住友銀行では、22日早朝から13時半頃までの間、東京都内や関西地区などの429台のATMがシステム障害のため利用できなくなった。
原因は、21日夜にATMのメンテナンス作業を行った際に、ATMの設定を誤ったためという。
- 2014年4月9日
- Microsoft WindowsXP のサポートが終了
Microsoft社のパソコン用OSの WindowsXP のサポートがこの日公開されたUpdateデータをもって終了した。
WindowsXP とともに、Office2003 のサポートについても終了した。
今後、WindowxXP や Office2003 のセキュリティのバグを狙った犯罪が発生する可能性があるため、ニュース等でもたくさんの報道が行われました。
実際には、まだまだ WindowsXP や Office2003 は使われていくと思われますので、なかなかセキュリティに関する事件は減らないですね。
WindowsXP や Office2003 を使われている方は、こちらをご覧下さい。
- 2014年4月8日
- 日本生命でシステム障害により支払い処理に遅れが発生
日本生命保険は、コンピュータシステムに障害が発生し、保険金や給付金の支払いに遅れが発生したと発表した。
原因は、機器障害が発生したときにバックアップシステムへの切り替えが正常に行われなかったためという。
- 2014年4月2日
- LINEの利用者が世界で4億人を突破
LINE社は、同社の無料通信アプリ「LINE」の利用者が4億人に達したと発表した。
「LINE」による、世界での1日のトーク送受信数は100億件、スタンプ送受信数は18億件、通話回数は1200万件以上に及ぶという。
3億人に達したのが、昨年の11月25日でしたので、4ヶ月で1億人増えたことになります。
利用者の2億人から3億人の増加も4ヶ月で達成されたので、そのままの勢いが続いているようです。
- 2014年4月1日
- 消費税増税に伴い、システムトラブルが発生
スーパーチェーンのいなげやでは、レジのシステム変更のデータ量が大きすぎると見られる原因でサーバーがダウンし、136店舗のうち100店舗以上で定刻に開店できなくなり、さらに44店舗では臨時休業となった。
また、西友やユニクロでも、システムが原因で開店が遅れた。
名古屋鉄道では、すべての窓口発行機がプログラムミスのため起動しなくなったため、朝7時50分まで定期券や特急券の発行が窓口でできなくなった。
カード型IC乗車券でもトラブルが発生し、関東では1円単位の値上げであったが、関西では10円単位の値上げであったため、関東で1円単位で精算したIC乗車券を関西で使用した場合エラーと判断され、約600人の利用者が入場できなくなった。
- 2014年3月15日
- 成田空港の手荷物搬送システムが停止
成田空港の第2旅客ターミナルビルの手荷物搬送システムが停止し、出発便5便に最大51分の遅れが発生した。
この日、メインサーバーのサーバーのシステムの更新を行ったが、約3時間後に突然停止したため、旧システムに
戻して復旧させたという。
成田空港の搬送システムは、2011年9月と2013年7月にもコンピュータシステムが原因でトラブルを起こしていますが、障害に対する対策がどうも甘いようです。
- 2014年3月13日
- 東芝データ流出事件で、東芝の元技術者が逮捕される
東芝の「NAND型フラッシュメモリー」に関する機密情報を韓国企業に不正に提供したとして、警視庁は不正競争防止法違反(営業秘密侵害)容疑で東芝の元技術者を逮捕した。
- 2014年3月4日
- 大証の日経平均先物の取引が一時停止する
大阪証券取引所の日経平均先物のラージとミニ、オプションの全限月の取引が25分間停止し、取引が出来なくなった。
原因は人為的なオペレーションミスで、大証の役員は「作業手順の書き方が、ミスを招きやすい表記だった」と釈明した。
金融システムは時間が重要なため、25分間の停止でも影響が大きくなります。
しかし、オペレーションミスは起こることが前提でシステムが作られるので、通常万全の対策が取られているため、オペレーションミスが原因でシステムが停止するのは珍しいですね。
- 2014年2月28日
- 「マウント・ゴックス」が経営破綻し、民事再生法を申請
インターネットの仮想通貨「ビットコイン」の大手取引所の「マウント・ゴックス」の運営会社は、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、経営破綻した。
マウント・ゴックス社は、取引システムに深刻なバグがあり、ハッカーによる不正アクセスにより、ビットコインが無くなったと説明した。
ニュースで大きく報じられましたが、ビットコインの危うさが表面化した事件です。
同社では、顧客から預かったコイン75万枚と同社が持つコイン10万枚の大半が無くなったとしていますので、今後の事件の進展に注目が集まりそうです。
- 2014年2月25日
- ビットコインの大手取引所「マウント・ゴックス」で取引が出来なくなる
インターネットの仮想通貨「ビットコイン」の大手取引所の「マウント・ゴックス」のサイトが利用出来なくなった。
2月7日に、マウント・ゴックス社は「システムエラーのため、ビットコインの引き出し機能を一時的に停止する」と発表して、ビットコインの引き出しが出来なくなっていた。
- 2014年2月21日
- ぴあのチケット販売で二重請求が発生
チケット販売のぴあ社は、「チケットぴあ」のWebサイトによるチケット販売でクレジットカード決済による購入者に対して二重に請求していたことを発表した。
クレジットカードの売上データの作成処理で不具合があり、売上が二重に計上されてクレジットカードカード会社に送付されたためで、不正の請求額は、2万4585件、総額約2億9531万円になるという。
- 2014年2月6日
- SONYが「VAIO」のPC事業を日本産業パートナーズに譲渡することを発表
SONY社は、「VAIO」ブランドのPC事業を投資ファンドの日本産業パートナーズ社に7月1日付で譲渡することに合意したことを発表した。
ついに、SONYはPC事業も売却することになりました。「VAIO」ブランドは継続されるということですが、今までの「VIAO」とは変わってしまうかもしれませんね。
- 2014年2月5日
- 銀行のシステム担当者がデータを不正入手して他人の預金を引き出す
横浜銀行のATMシステムの保守を担当していた富士通フロンテック社の元部長が、システム保守のために受け取ったデータから暗証番号を取り出し、他行の銀行カードを偽造して、顧客の口座から数千万円の現金を引き出していたことが判明した。
銀行のシステムに詳しい技術者が、その立場を利用してデータを不正入手し、他人の口座から現金を盗むというとんでもない事件が起こりました。
またも、IT技術者に対する信用が無くなるような事件が起こり、仕事がやりにくくなりそうです。
- 2014年1月30日
- NECがビッグロープを日本産業パートナーズに売却することを発表
NEC社は、連結子会社のNECビッグロープ社の全株式を日本産業パートナーズ社に売却すると発表した。
3月末をめどに株式の譲渡が完了する予定であるという。
- 2014年1月15日
- グーグルの検索予測表示の控訴審裁判でグーグルが逆転勝訴
グーグル社の検索予測表示で自分の名前を入力すると犯罪を連想させる単語が表示されたとして、この表示を差し止めを求めた裁判で、2013年4月15日の1審の東京地裁判決では、グーグルが敗訴したが、2審の東京高裁の控訴審判決では、「表示自体では、原告の名誉を毀損するとはいえない」としてグーグル社が逆転勝訴する判決が言い渡された。
- 2014年1月12日
- Dropboxのオンラインストレージサービスが2日間に渡って停止
オンラインストレージサービスを行っている米国のDropboxで障害が発生し、1月10日より2日間に渡ってサービスが停止した。
Dropbox社は、障害の原因がOSのアップデート用スクリプトにバグがあったためと説明した。
2013年
- 2013年12月19日
- スペイン政府が米国グーグルに制裁金
スペイン政府のデータ保護庁は、グーグル社が収集したユーザーの個人情報の取扱いがスペインの国内法に違反しているとして、同社に90万ユーロ(約1億2800万円)の罰金を科すと発表した。
グーグル社は、2012年3月に各サービスの個人情報保護指針を一本化して、情報の一括管理を行うようにしたが、これがユーザーの詳しい個人情報を把握することになるため、プライバシー侵害につながると問題になっていた。
- 2013年12月3日
- イー・アクセスとウィルコムが来年4月に合併
ソフトバンク社は、2014年4月にイー・アクセス社とウィルコム社が合併することを発表した。
両社は、既に互いの販売店で販売を行うなど協力関係にあるが、合併により顧客の奪い合いを避けられるという。
両社が合併すると、単純計算で1000万件以上の加入者を持つ大型キャリアが生まれることになる。
- 2013年11月29日
- Googleが音声検索機能の提供を開始
Google社は、新しい「Google音声検索」の提供を開始すると発表した。
スマートフォンやタブレットなどに検索したい内容を音声で話しかけると、この音声の内容を理解し、音声で応答するという。
音声検索機能は、2009年に提供していたが、今回「話し言葉での入力」と「音声応答」の機能が新たに提供された。
この機能を使ってみましたが、自然な日本語で答えてくれるのが新鮮ですね。
- 2013年11月25日
- LINEの登録者が全世界で3億人を突破
LINE社は、無料通話・メールアプリの「LINE」の登録ユーザー数が、全世界で3億人を突破したことを発表した。
LINE社の森川社長は、次なる目標として2014年中に5億ユーザーを目指すとしている。
あっという間に3億人を越えてしまいました。1億人が1月18日、2億人が7月21日でしたが、それから4ヶ月で3億人を越えたことになります。
- 2013年11月18日
- スパコンの性能ランキング「TOP500」で中国の「天河2号」が1位を維持
スーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」の最新版が公表され、中国国防科学技術大学(NUDT)の「天河2号(Tianhe-2)」が前回に引き続き1位を維持した。
なお、今回は1位から5位までの順位は変わらず、日本の理化学研究所の「京」も前回と同じ4位を維持した。
今までは、半年ごとに1位のコンピュータが変わっていたのですが、今回は一休みのようです。
- 2013年11月7日
- 米ツイッターがNYSEに上場
米国ツイッター社が、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に株式を上場した。
初値は45.10ドルで、株式公開による資金調達額は18億2000万ドル(約1800億円)になるという。
- 2013年10月1日
- ソフトバンクモバイルが信用情報機関に信用情報を誤登録
ソフトバンクモバイル社は、6万3133件のユーザーについて、携帯端末の分割代金が未払いであるという誤った情報を信用情報機関に登録していたと発表した。そのうち、1万6872件については未払いユーザーとして誤った信用情報が照会されたという。
ソフトバンクモバイル社は、2013年3月にユーザーからの申告により事態を把握して、2013年3月末に情報を修正したが、原因は人為的な設定ミスによるものと説明している。
2013年3月に把握して、10月まで半年間公表しないでいたことについて、疑問の声が上がっています。
しかも、9月30日には孫正義社長が、新モデルの発表会でプレゼンテーションを行っていたにもかかわらず、このことに触れず「850日間も重大事故がない」とアピールしていた点も企業の姿勢として問題視されているようです。
- 2013年9月26日
- パナソニックが個人向けスマホ事業から撤退を発表
パナソニック社は、個人ユーザー向けスマートフォンの新製品開発を中止し、事実上、個人向けのスマートフォン事業から撤退することを発表した。
従来型携帯電話の生産・販売は引き続き行うという。
NECに続きパナソニックもスマホ事業からの撤退を決めましたが、やはりNTTドコモ社の「ツートップ戦略」による影響は大きかったようです。
- 2013年9月20日
- iPhoneの新機種が発売される
米国アップル社は、iPhoneの新機種「5e」と「5c」の発売を開始した。
今回の発売から、ソフトバンク、KDDI(au)に加えてNTTドコモも取扱いを開始し、顧客獲得競争がいっそう激しくなっている。
取扱いを行う通信会社が増えて、選択肢が広がったのは良いことですが、アップル社の販売戦略に日本がますます取り込まれているような気がします。
- 2013年7月31日
- NECがスマホからの事業撤退を発表
NEC社は、スマートフォン事業から撤退することを正式に発表した。
スマートフォンの新規開発を中止し、販売中の機種をもって生産と販売を中止するが、保守は引き続き行う。
今回の事業撤退は、販売台数が減少してきたことだけでなく、NTTドコモ社のツートップ戦略や、レノボ社との事業統合交渉が決裂したことも原因と見られているようです。
- 2013年7月23日
- LINEの登録ユーザー数が世界で2億人を突破
LINE社は、メッセージ・通信アプリの「LINE」の登録ユーザー数が21日に全世界で2億人を突破したことを発表した。
登録ユーザー数が増える一方で、子どもが犯罪に巻き込まれる可能性が指摘されるなど社会問題化しているため、安心・安全へのいっそうの取り組みが求められている。
- 2013年7月18日
- JR東日本のSuica利用履歴販売に国土交通省が注意
7月よりJR東日本社により開始されたSuica利用履歴データの販売に対して、国土交通省が利用者に事前説明すべきたったとして注意を行った。
Suicaの利用履歴データのようなビッグデータの利用が注目されるようになっている一方でデータの利用に対するプライバシー保護の明確なルールがないことが問題となっている。
JR東日本社は、プライバシー保護には十分な対策を行っているとしていますが、やはり勝手に利用されることに対しては、不安に思う人も多いのが現実と思われます。
- 2013年7月18日
- JR九州でシステム障害のため、列車の運行が止まる
JR九州社の博多総合指令の運航管理システムで障害が発生し、始発から3時間近くにわたって列車が運行できなくなるトラブルが発生した。
この障害により、JR九州全体で少なくとも179本(特急11本を含む)の列車が運休したほか、多くの列車遅延が発生したという。
- 2013年7月11日
- ソフトバンクがスプリントの買収を完了
ソフトバンク社は、米携帯電話3位のスプリント・ネクステル社の買収を完了したと発表した。
この買収により、携帯電話事業で世界3位に匹敵するグループが誕生することになるが、スプリント社は赤字が続いていて経営再建が課題となっている。
この買収には、他社による対抗買収が出るなど紆余曲折がありましたが、やっと買収が完了しました。
ソフトバンク社の孫社長が「世界一の会社になる」として行った買収ですが、買収により多額の有利子負債をかかえることになり、今後も目が離せません。
- 2013年6月17日
- 中国のスパコン「天河2号」が世界最速に、日本の「京」は第4位になる
世界のスーパーコンピューターの性能ランキング「TOP500」において、中国の「天河2号」が第1位になり、前回第3位だった日本の理化学研究所の「京」は第4位に後退した。
「天河2号」は、中国の国防科学技術大学で開発が行われ、広州スパコンセンターに設置予定であるが、計算速度は前回第1位だった米国オークリッジ国立研究所の「タイタン」の約1.9倍、日本の「京」の約3.2倍の性能があるという。
毎回発表の度に第1位が入れ替わる「TOP500」ですが、今回は中国のスパコンが第1位になりました。CPUはインテル製ということですが、システム全体の構築やソフトウェアは中国で開発が行われたということです。
- 2013年6月2日
- Intelの新CPU「Haswell」が発売開始される
Intel社の開発コード名「Haswell」の新しいCPUが発売開始になった。デスクトップPC向けのCoreファミリ14モデルと、サーバー向けのXeonファミリ14モデルが、リテール向けに発売開始された。
前シリーズと比較すると、グラフィック性能の向上と省電力性の強化が特徴としてあげられるという。
CPUソケットは新形状のLGA1150となり、旧型マザーボードの流用はできなくなったが、各マザーボード・メーカーは新設計により独自機能を強化しているという。
今回も秋葉原では深夜販売が行われ、夜中の秋葉原の自作通りではお祭り騒ぎになったという記事がありました。
- 2013年5月30日
- KDDI(au)の4G LTE サービスで通信障害が再度発生
KDDI社(au)の4G LTE サービスで5月29日より5月30日にかけて通信障害が発生し、データ通信ができなくなった。
4月27日に同様の通信障害が発生したが、今回も関東地方の一部において29日5時20分頃発生し、29日23時13分に一度復旧したが、30日13時4分頃から再度発生し、23時50分頃復旧した。
原因は、LTE基地局の制御装置の故障としている。
先月よりKDDI社(au)の障害が多発しています。4月19日のメールの障害は作業ミスで、4月27日と5月29日は設備故障が原因のようですが、利用者から見ると使えないのは同じなので不満が出てきそうですね。
急速に利用者が増えた場合には、障害が起きやすくなりますが、ハードウェアの増強だけでなくそれに伴ったマネージメントシステムとしての十分な対策も必要となります。
- 2013年5月30日
- グーグルの検索予測表示で、今回は名誉毀損なしの判決
4月15日にグーグルの検索予測表示でグーグル社に対して表示差し止め判決があったが、同様の訴訟について同じ東京地裁で判決があり、今度は請求を棄却する判決が出されて、前回と異なる判断となった。
前回も今回も判決文はプライバシー保護のため公表されていないので、詳細は不明であるが、高裁に審理が続く見通しである。
- 2013年5月21日
- KDDI(au)に消費者庁が景品表示法違反で措置命令
消費者庁は、KDDI社(au)に対して、iPnone 5 等で利用している「4G LTE」サービスについて、人口カバー率についての過大な数値を誤認させる内容をカタログに記載したとして、景品表示法違反(優良誤認)で措置命令を出した。
ソフトバンクとの競争で焦ってしまったのでしょうか、KDDI社のような大企業ではありえないような企業コンプライアンス上の大問題です。
- 2013年4月27日
- KDDI(au)の4G LTE サービスで通信障害が発生
KDDI社(au)の4G LTE サービスで27日16時頃から22時頃までの間、関東地方の一部で設備故障のため通信障害が発生し、データ通信ができなくなった。
- 2013年4月19日
- 4月16日から19日にかけて、KDDI(au)でメールの送受信ができなくなる
KDDI社(au)の iPhone/iPad のEメールの送受信ができなく障害が16日午前8時頃から発生し、17日午前3時15分頃一度復旧したが、17日午前5時半からまた送受信ができなくなり、完全復旧したのは19日午前3時半頃になった。
原因は、小山ネットワークセンターのメールサーバの障害ということではあるが、詳細は調査中とのこと。
その後4月25日にKDDI社は、作業ミスが原因であったことを発表しました。
手順書にミスがあり、手順書の事前検証や障害が重複した場合の対策が不足だったということですが、現在では携帯やスマートフォンでのメールの件数が膨大になっているため、ちょっとしたミスが大きな障害につながることがわかります。
- 2013年4月17日
- 「釣りゲーム」の訴訟で、DeNAの勝訴が確定
ディー・エヌ・エー社(DeNA)の「釣りゲータウン2」に対して、グリー社が自社の「釣り★スタ」の著作権を侵害しているとして提訴した裁判で、16日に最高裁はグリーの上告を棄却する決定を行い、DeNA社の勝訴が確定した。
裁判は、2009年9月にグリー社が東京地裁に提訴した後、2012年2月の一審判決ではグリー社の主張が認められたが、2012年8月の二審判決(知的財産高等裁判所)ではDeNAの主張が認められる逆転判決が出ていた。
似ているゲームはたくさんありますが、どこまでが似ているかを判断するのは、かなり主観的な部分があるので難しいです。
裁判で争われるのは、「ありふれた表現」かどうかと、「アイデアレベル」なのかどうかですが、どこにボーダーラインを引くかを決めるのは難しいと思われます。
- 2013年4月16日
- KDDIのiPhone、iPadでメール送受信ができなくなる
KDDI社(au)のiPhone、iPad向け携帯メールでメールサーバーに障害が発生し、メールを自動受信する「リアルタイム受信」を設定している利用者のメール送受信が出来なくなる。
原因は、小山ネットワークセンター内のメールサーバの障害で、16日に障害は一度回復したが、17日朝からメールが送受信できなくなる障害が再度発生し、このときは復旧までには時間がかかり19日朝に復旧した。
17日の障害の原因は、通信サービスへの集中でKDDI設備への負荷が高まったためというが、16日の障害との関連はわかっていない。
今回の障害は回復まで時間がかかりました。16日の障害も17日の障害も小山ネットワークセンター内のメールサーバが原因ということですが、詳しい原因はわかっていないようです。
- 2013年4月15日
- グーグルの検索予測表示に差し止め命令
グーグルの検索画面で入力した内容と関連のある言葉を予測して表示する「サジェスト機能」により権利侵害があったとして起こされていたグーグル社に対する民事訴訟で、グーグル社への差し止め請求を認め、慰謝料の支払いを命じる判決が東京地裁であった。
自分の名前を入力したら犯罪に関係のあるような単語が出てきたらびっくりするでしょうね。
この機能によりネットで誹謗中傷するような書き込みが出てくるとなると問題は深刻です。グーグル社は機械的に抽出された単語を並べているだけと言っていますが、その認識では今後も問題が出てくると思われます。
- 2013年4月5日
- 新年度に変わったため?か、システム障害が多発する
4月2日 住基ネットで、3月下旬以降、サーバーの更新プログラムの設定ミスが原因でシステム障害が発生し、
231市区町村で利用できなくなっていたことが判明する
4月3日 ゆうパックの「追跡情報サービス」のシステム障害が発生する
4月4日 気象庁の「防災情報提供システム」のサーバーのトラブルで、気象警報や地震などの情報がメールで
配信できなくなる
4月4日 ローソン社で開始した住民票の写しなどを発行するサービスが、ローソンの端末のソフトウエア更新の
不具合により初日から止まる
4月5日 アフラック社で、システム障害により死亡保険金や年金などの支払いができなくなる。原因は、4月から
の料率改訂で3月末の契約が増え、データ量が増えた為
4月8日 大分市のホストコンピューターシステムが機器障害で停止し、住民票や印鑑登録証明書などを発行でき
なくなる
新年度になり、いろいろな面で新しくなると、システム障害が多くなります。技術者は十分気をつけて対応しているはずですが、事故がなくならないですね。
- 2013年4月2日
- イー・モバイルで通信障害が発生
イー・アクセス社は、通信機器に不具合が発生し、東京の一部地域で音声とデータサービスが利用しづらい状況になっていたことを発表した。
ネットワーク障害の原因は、基地局とネットワークセンターを中継する伝送装置の故障であったと、イー・アクセス社では説明している。
今回の障害は約3時間で復旧しましたが、ネットワークの重要性が増していますので、システムの冗長化や自動的な障害原因検知が望まれます。
- 2013年3月26日
- 運転免許システムに不具合が発生し、免許証の有効期間を短く設定
警察庁は26日、2001年以降、2月29日生まれの人が、うるう年以外の年の2月28日に免許証を更新すると、有効期間が1年短くなるというシステムの不具合があったことを発表した。
何か単純なプログラムミスのように思われますが、影響が大きいのでより慎重なシステム構築が望まれます。
それにしても、よく今まで誰も気がつかなかったですね。
- 2013年3月6日
- 欧州委員会が、マイクロソフトに独占禁止法違反で制裁金680億円を科す
欧州委員会は、米Micorsoft社に対して、WindowsにWebブラウザソフトを選択する機能を Windows7 SP1 に提供していなかったとして、制裁金として5億6100万ユーロ(約680億円)を科したと発表した。
2012年7月18日のニュースで調査を開始したと掲載しましたが、結局、制裁金を科すことが決まりました。
欧州委員会が是正に対する不履行で制裁金を科すのは、初めてということです。
- 2013年3月4日
- 大証のシステム障害が発生し、先物・オプション取引が停止
大阪証券取引所でシステム障害が発生し、4日午前10時20分から、日経平均オプション、先物取引と相次いで取引が停止し、計7商品の売買が出来なくなった。
その後、日経平均オプションの処理プログラムが原因であることが分かったためシステムを復旧し、午後2時10分に取引を再開した。
今回の障害は、2011年2月に稼働開始した「J-GATE」に発生した初めての大規模障害ということですが、システムが複雑化している現在においては、システム障害を根絶することがなかなか難しいようです。
- 2013年2月4日
- 気象庁のスーパーコンピュータがダウンする
気象庁の気象予報に使用しているスーパーコンピュータが4日午後8時59分頃ダウンした。
天気の数値予報の精度が一時低下した可能性があったが、5日の午前には復旧したという。
原因は冷却装置の不具合ということですが、発熱量が大きいスーパーコンピューターでは冷却装置が重要になりますので、何らかの対策が必要ですね。
- 2013年1月18日
- グリーで未成年者に対して上限金額を越えて請求した人がさらに増える
グリー社は、17日、未成年者に対して上限金額を超えて請求していた問題で、さらに5544人から4937万円を取りすぎていたと発表した。
GREE月額コースの利用者や「楽天Edy」で決済していた一部の利用者も決済の上限金額の設定が働いていなかったということである。
昨年9月に気がついたにもかかわらず公表しなかったことが、そもそも認識の甘さに通じているようです。規模に見合った企業体質への改善が望まれます。
- 2013年1月18日
- LINEの利用者が全世界で1億人を突破する
NHNジャパン社は、スマートフォン向けの無料メッセージ・通話アプリ「LINE」の利用者が全世界で1億人を突破したと発表した。
LINEは、2011年6月にサービスを開始して、約19ヶ月で1億人に達したが、これはTwitterの約49カ月、Facebookの約54カ月を上回るペースになっている。
1億人のうち、日本のユーザは、約4100万人で、海外ではタイ、台湾の順に多くなっているという。
LINEは、あっという間に広がってしまいました。4100万人が使っているとすると日本人の3人に1人が使っていることになりますが、若い人の間で広く使われているのは事実ですが、一般的にはそれほど使われてはいないでしょうね。
- 2013年1月7日
- グリーが未成年者に対して上限金額を超えて請求したことを発表
グリー社は、未成年者に対して設定している利用者の上限金額に設定ミスがあり、上限金額を超えて請求していたことを発表した。
対象となるのは、クレジットカード払いの利用者で、超過額は733人に対して合計2811万円になるという。
グリー社では、昨年9月に設定ミスに気がついていたが、該当者が少ないとの理由により、公表も返金もしていなかった。
10万円以上請求していた人も30人以上いたということですが、公表していなかったのは、黙っていればわからないということでしょうか?
- 2013年1月5日
- 特許庁が新システムの開発計画を断念
特許庁は、出願情報を処理する基幹システムを更新するプロジェクトを中止することを決めた。
2006年に始まった新システムは、2011年に稼働する予定であったが、計画が大幅に遅れ、受注したシステム開発会社で続行することは不可能と判断した。
開発が遅れた理由はいろいろとあるようですが、予定価格の6割の金額で受注したシステム開発会社に開発を行わせたのは、そもそも無理があったのではないでしょうか。
2012年
- 2012年12月31日
- KDDIのスマホやタブレット端末でデータ通信に障害が発生
KDDI社の「LTE」に対応したスマートフォンやタブレット端末で、約4時間にわたって全国でデータ通信ができなくなる障害が発生した。
同様の障害は、年を越した1月2日でも発生し、大きな問題となりました。
「LTE」はデータ通信のみしかできないので通話には影響がありませんが、データ通信の重要度が増している現在では影響が大きくなります。
- 2012年11月23日
- iPhone/iPad向けのアプリを扱っている「App Store」でアプリの数が100万件を突破
米国Apple社のiPhone/iPad向けのアプリを扱っている「App Store」に登録しているアプリの累計数が100万件を突破した。
米国Apple社では正式なアプリ数を発表していないため、AppsFire社が独自の調査に基づき発表したもので、Apple社が承認したアプリの総数を示しているとのこと。
iPhone/iPadの利用者が増えているため、アプリの数もどんどん増えているようです。これだけあると、必要なアプリを探すのもたいへんでしょうね。
- 2012年11月13日
- スーパーコンピュータ「京」のランキングが第3位となる
スーパーコンピュータの世界ランキングを発表している「TOP500」で、日本の「京」が第3位となった。
新たに第1位となったのは、米オークリッジ国立研究所にある「タイタン(Titan)」で、前回1位だった米ローレンス・リバモア国立研究所の「セコイア(Sequoia)」から首位を奪還した。
Linpackベンチマークの値は、Titanが17.59PFlop/s、Sequoiaが16.32PFlop/s、「京」が10.5PFlop/sということである。
今回は、半年で首位が変わってしまいました。それにしても、この計算速度の技術の進歩は、とんでもなく速いですね。
- 2012年10月26日
- マイクロソフト社の最新OS Windows 8 が発売される
10月26日の午前0時に、マイクロソフト社の最新OS Windows 8 の一般販売が始まった。
秋葉原では、25日から日本マイクロソフト社による前夜祭が開かれ、ゲストも招いて新OSのアピールが行われた。
秋葉原のPCショップ街では、カウントダウンとともに午前0時から販売が開始され、通りは人混みでごった返して、お祭り騒ぎのようになっていた。
前回のWindows 7 のときと比較すると、販売開始のイベントは、かなり盛り上がったようです。
Windows95以来の大幅なシステムの刷新になるということですが、それだけハードウェアの機能アップも必要ですので、簡単には新OSへの切り替えは出来ないですね。
- 2012年10月15日
- ソフトバンク社が米国スプリント社の買収に合意した
ソフトバンク社は、米国携帯電話会社のスプリント・ネクステル社を買収することで両社が合意したことを発表した。
ソフトバンク社がスプリント社の発行済み株式の70%を取得して、スプリント社を子会社化する。
スプリント・ネクステル社は米国第3位の携帯電話会社で、両社を合わせると、世界第3位の通信グループが誕生することになる。
この前、イーモバイルを買収したと思ったら、今度は米国の携帯電話会社の買収ですね。
息つく暇のないくらいの勢いで、規模を拡大させていますね。
- 2012年10月1日
- ソフトバンク社がイー・アクセス社を買収
ソフトバンク社は、イー・アクセス社を株式交換により、ソフトバンク社がイー・アクセス社を完全子会社化することで合意したことを発表した。
イー・アクセス社のイー・モバイル事業は継続するという。
やはり、ねらいはイー・アクセス社のLTE回線ですかね。この買収のためか、iPhone5のデザリングサービスは来年1月から12月に前倒しで提供されるそうです。
- 2012年10月1日
- 本日より改正著作権法が施行され、違法ダウンロードに罰則が適用される
改正著作権法が10月1日より施行され、違法ダウンロードに対して罰則が適用されるようになる。また、DVDクリッピングにも規制が行われ、不当にコピーを行うと違法になるが罰則規定は設けられていない。
今回の規制は、違法コピーを防止する目的もありますが、一方で、スナップ写真に著作権物が映り込んだ場合に、その写真を公開しても著作権侵害にはならないというような改正も含まれていて、著作権に関する各種の問題への対応を行っているようです。
- 2012年8月14日
- NTTドコモ社の携帯電話の国際ローミングサービスで通信障害
NTTドコモ社は、携帯電話の国際ローミングサービスで海外からの通話がつながりにくくなる障害が発生していると発表した。
この障害は15日に復旧したが、NTTドコモ社が障害の原因を発表したのは29日となった。
障害の原因は、NTTドコモ社は国際電話にNTTコミュニケーションズ社の設備を使用していたが、NTTコミュニケーションズ社の一部の設備に電話が集中して通信量が処理能力を超えたのが原因ということである。
原因がわかるまでかなり時間がかかりましたが、このところNTTドコモ社でトラブルが多く発生していて、解決にも時間がかかるようになっているのかもしれません。
いろいろなサービスを多く提供しすぎて、システムの処理量を根本的に超えてしまっているのではないでしょうか。
- 2012年8月7日
- 東証の金融派生商品の取引システムに障害が発生
東京証券取引所で7日午前、金融派生商品(デリバティブ)の取引システムに障害が発生し、一時取引ができなくなった。
障害の原因は、証券会社からの注文情報を売買システムに送るルータに障害が発生したためで、今年2月2日にも株式取引システムで障害のため取引が停止したが、これとは別のシステムということである。
今回の障害は、通信機器の障害が発生時のバックアップシステムへの自動切り替えが失敗したということですが、 ハードの障害は必ず起こりますので、原因の解明が必要になります。
- 2012年8月2日
- NTTドコモ社で通信障害が発生
NTTドコモ社の携帯電話サービスで午後6時頃より約1時間半の間、通信障害が発生した。
この事故により最大145万人が影響を受けた。障害の原因は、2日午後から発生した国際ローミングサービスの障害の原因となった国際電話交換機の故障により、国内の携帯電話の制御装置が故障したためとNTTドコモ社は発表した。
- 2012年7月27日
- 米国Twitterでアクセス障害が発生
米国Twitterで一部のユーザーが2時間にわたってアクセスできない障害が発生した。
原因は、冗長性で2ヶ所に分散したサーバーで同時に障害が発生したためということである。
ロンドン五輪に関するツイートが集中したためという噂もありましたが、そうではなかったようです。
これだけアクセスが多いサーバーの場合、想定外の弱点が見つかることがわかります。
- 2012年7月19日
- マイクロソフト社のWindowsの次期バージョン、Windows 8 が10月26日に発売される
マイクロソフト社のWindows部門担当プレジデントのSteven Sinofsky氏が、同社の年次営業会議の席上で Windows 8 発売日の発表を行った。
Windows 7 にまだまだ慣れていないのですが、Windows 8 が発売になるのですね。ちなみに、Windows XP もまだまだ使われていると思いますが。
- 2012年7月18日
- 欧州委員会がマイクロソフトに対して取り決め違反の疑いで調査を開始
2009年12月に欧州委員会(EU)と取り決めた、Windows利用者に対して閲覧ソフトを選べる機能が2011年3月に発売した Windows
7 に搭載されていなかったとして、EUは調査を開始した。
そういえば、閲覧ソフトは選択できないといけないという話がありました。マイクロソフト社は、声明の中で「技術的なエラー」のためにEUと取り決めた責任を十分に果たしていないと述べたということですが、忘れてしまったのか故意なのかはわからないですね。
- 2012年7月17日
- コピーガード解除ソフトが、書籍の付録として添付されて販売される
DVD複製防止のコピーガード機能を解除するソフトを書籍の付録として添付し販売したとして、警視庁は出版社「三才ブックス」の取締役と社員を逮捕した。逮捕された容疑者は、違法と知っていたが、利益目的で販売したと容疑を認めている。
出版業界も競争が厳しいので、社員のモラルが問題になることも多いです。ホームページに「お詫びとご報告」が掲示されていますが、その文面のとおり法令遵守意識の徹底を図ってほしいものです。
- 2012年7月17日
- 米ヤフー社の新CEOにグーグル社のメイヤー氏が就任
米ヤフー社は、グーグル社のマリッサ・メイヤー氏を新最高経営責任者(CEO)に起用することを発表した。
メイヤー氏は、グーグル社での検索エンジンの設計など、グーグル社の中心的な役割を果たしてきて、最近では地図や位置サービス等を担当する副社長を務めていたという。
ニュースでも大きく取り上げられていましたが、競争相手の役員を引き抜いて、CEOにしてしまうのは驚きです。さすがアメリカ社会は何でもありですね。
- 2012年7月4日
- 刑法改正で新設されたウィルス作成罪で13歳の少年を補導
京都府警は、昨年7月に施行された改正刑法のウイルス作成罪で東京都の13歳の少年を補導し、児童相談所に通告した。
補導された少年は、感染するとPCを強制終了させるウィルスを自宅のPCで作成したとされる。また、ハッキング技術について情報交換を行ったり、自慢しあう掲示板をネット上に開設していたとのことである。
コンピュータ・ウィルスは、13歳の少年でも作って公開できるということがわかりますが、このような少年にIT技術の中でやってはいけないことを教育するのは、現在の教育制度の中では難しいのが現状です。
IT技術の進歩と倫理教育の間で起きている、技術に関する乖離問題のひとつとも言えます。
- 2012年7月2日
- スーパーコンピューター「京」が完成する
理化学研究所と富士通社は、スーパーコンピューター「京」が、最終的な動作確認試験を終了したため、完成したことを発表した。今後、運用のための環境整備を実施し、9月末から共用を開始するとのこと。
やっと本格運用が始まりますが、すでに1番でなく2番になってしまいました。それだけ最新技術の進化は速いものだと驚嘆せざるを得ないです。
- 2012年6月22日
- ファーストサーバでシステム障害が発生し、顧客のデータが消失
レンタルサーバのホスティングサービスを行っていたファーストサーバでシステム障害が発生し、ホスティングサービスを利用していた顧客のデータ(Webサーバデータ、Webサーバに転送したファイル、メールサーバ内のメール) が消失した。消失したデータについては、復旧を試みたが、消失したデータの復旧は不可能ということである。
原因はサーバ・メンテナンスを行う更新プログラムにバグがあり、メンテナンス作業中にファイルを削除をしたということで、また、バックアップデータを保持するサーバに対しても、メンテナンス・プログラムにより更新が行われ、バックアップ・データも同時に消失したということである。
ホスティング・サービスは、現在のインターネットがあたりませんの世界では、欠かすことの出来ない存在になっていますが、そのサービスがトラブルを起こし、絶対あってはならないデータの消失事故が起きたのは、かなりの衝撃でした。
- 2012年6月22日
- 米Twitterでサービスがダウンし、アクセスが出来なくなる
米Twitterは、日本時間22日午前1時頃よりサービスがダウンし、アクセスができなくなった。
日本時間で午前11時8分には完全復旧したが、原因はインフラの1つにカスケードバグが見つかったためという。
Twitterは、世の中の基本的なシステムになってきているので、アクセスできなくなると影響が大きくなるようになっていまいました。
- 2012年6月20日
- 違法ダウンロードの刑事罰化を行う著作権法改正案が可決・成立
違法ダウンロードに刑事罰を導入する著作権法改正案が、参議院本会議で賛成多数で可決・成立した。
改正著作権法では、違法にアップロードされたものと知りながらダウンロードを行うと、懲役2年以下、または200万円以下の罰金が科せられるもので、10月1日から施行される。
この改正著作権法については、各方面から賛成・反対の意見が寄せられ、大きな議論となっています。
賛成意見では、現在の著作権を保護するためには、著作物が著作権に関係なくアップロード・ダウンロードされている現状から、刑事罰化はどうしても必要とするものであり、一方反対意見では、著作権保護は必要であるが、刑事罰化は警察の恣意的な捜査を行う可能性を否定出来ないというもので、大きく意見が分かれていて今後も議論が続きそうです。
- 2012年6月18日
- スーパーコンピューター「京」が、アメリカのスパコンに抜かれて世界第2位に
スパコン計算速度の世界ランキングを掲載している国際プロジェクト「TOP500」は、日本のスーパーコンピューター「京」の順位が第2位になっていることを発表した。
「京」を追い抜いて第1位になったのは、アメリカの「セコイア」という機種で、「京」の1.5倍以上の計算速度があるということである。
「2位ではだめですか」と言われて有名になった「京」もコンピュータの進歩のものすごい速さの中で本当に2位になってしまいました。ただし最近では、毎年第1位の機種が変わっているそうで、技術の進歩の速さには驚かされます。
- 2012年6月6日
- 恒久的にIPv6対応を開始するとされる「World IPv6 Launch」が始まる
Internet Society(ISOC)が主催するイベント「World IPv6 Launch」が日本時間の6月6日午前9時から始まり、恒久的なIPv6への対応が開始された。これを機に、インターネットのIPv6への対応が広まり、IPv4からIPv6への移行が本格的に行われるものと期待されている。
現在のところ、「フレッツ光サービス」で発生する可能性のある「フォールバック」以外では、大きな問題は報告されていない。
イベントに参加したのは、Webサイトの運営者など100社近くの会社ですが、あまり一般の人には関係がないので、それほど盛り上がっていないようです。
しかし、IPv6への移行に伴い何も起こらないとは言えないため、インターネットが生活基盤となっている現在では、注視していくことが必要と思われます。
- 2012年5月31日
- 「Twitterと利用規約を更新する」というタイトルのメールが送信される
「Twitterと利用規約を更新する」というタイトルのメールが、Twitterの登録ユーザ宛に送られてきて、不審なメールとして話題になっている。Twitterの日本法人は、翻訳の途中段階のものが流れてしまったとして、公式Twitterアカウントで謝罪を行った。
こちらにも、このようなメールが送られてきましたが、すぐに内容が理解できなかったので、とりあえず無視しました。
- 2012年5月30日
- 秋葉原の老舗PCパーツ店「クレバリー」が自己破産を申請
株式会社クレバリーは、5月29日に事業を停止し、30日に東京地裁へ自己破産を申請した。
クレバリーは、1988年創業で、パソコンやPC周辺機器を販売していたが、2008年に発生した無差別殺傷事件や東日本大震災で売り上げが減少し、さらにタイ国で発生した洪水の影響でハードディスクが入手が困難になり、売上げが落ち込んでいた。
クレバリーには以前よく行っていて、メモリーやハードディスクを買っていましたが、秋葉原の無差別殺人事件以降は1年間くらいは秋葉原に行きませんでしたね。
(あの事件が起きた1週間前の日曜日に秋葉原に行っていて、あの事件が起きた交差点は通りませんでしたが、犯人が取り押さえられた路地はその時も通っていましたので、足が遠くなっていました)
秋葉原は、昔と風景が一変してしまって、昔のパソコン街の雰囲気は無くなってきていましたが、さらに、無差別殺人事件や東日本大震災などで厳しくなり、タイ国の洪水がさらに追い打ちをかけたのかもしれません。
- 2012年5月25日
- ソーシャルゲームの関係6社が「コンプガチャ」を禁止するガイドラインを発表
ソーシャルゲームの関係の協議会に参加する6社(NHNジャパン、グリー、DeNA、サイバーエージェント、ドワンゴ、ミクシィ)は、「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」を禁止するガイドラインを発表した。
このガイドラインによると、コンプガチャとは「特定の2つ以上の異なるアイテムを全部そろえることを条件に別のアイテムを提供する方式」と定義した。
コンプガチャは、消費庁より景品表示法に抵触するとして、7月1日より規制対象となるので、関係業界団体内で自主的に規制を行なおうとするものと思われます。
- 2012年5月18日
- 米国のフェイスブック社がナスダック市場に上場
米国のフェイスブック社が米時間18日に、ナスダック市場に上場した。
新規株式公開に伴う資金調達額は、約160億ドルと見られていて、IT関連企業では過去最大となる。
ついにフェイスブックが上場になりました。フェイスブック社とはいえ、さすがに米国は規模が異常に大きいですね。
- 2012年5月18日
- 消費者庁が「コンプガチャ」について、景品表示法違反の見解を発表
消費者庁は、SNSで提供されているゲーム「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」について、景品表示法で禁じている「カード合わせ」にあたるとの見解を発表した。
DeNA社やグリー社などの主な提供会社は、コンプガチャを廃止する方針を発表している。
5月8日に消費者庁から「コンプガチャ」は景品表示法違反の可能性がある、と発表しましたが、今回正式に違法と認定しました。やはり、「コンプガチャ」は問題です。
- 2012年5月18日
- IT企業が不正指令電磁的記録(ウイルス)供用容疑で家宅捜索受ける
アンドロイド向けの無料公開ソフトが、不正に個人情報を集めていた問題で、このソフトを作成したとして、都内のIT企業が警視庁に家宅捜索を受けた。
警視庁は、個人情報を無断で集める目的の無料公開ソフトをウィルスと見なして、このウィルスを無料公開したとして、捜査を行っているようです。
- 2012年5月8日
- コンプガチャに対して消費者庁が景品表示法違反の可能性があると発表した
消費者庁は、SNSの各社が行っているコンプリーガチャ(コンプガチャ)では、子供がアイテム獲得のために 高額な料金の請求がくるなどの問題が発生しているため、一定の規制を行うことを検討していると発表した。
コンプガチャは、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)違反にあたる可能性があるということですが、 レアカードを当てるためにくじを引くというのは、どう見ても射幸心をあおる行為であるので問題でしょうね。
- 2012年5月2日
- 横浜市で住基システムで異常が発生し、住基ネットや住基カードを使った処理が出来ず
横浜市では住民基本台帳ネットワークシステムにトラブルが発生し、住基カードを使った処理や住基システムを使った他市町村との処理ができなくなった。
原因は、市で管理しているサーバーが容量を超えたためで、定期的に不要なデータを削除することになっていたが、横浜市では削除を行ってなかったために容量オーバーになり、システムが停止したことが判明した。
住基システムは、大量の個人情報を扱っていますが、情報セキュリティの上では不安に感じていました。
それは、システムを扱っている方が市町村の担当者でシステムを必ずしもわかっている方でないため、操作ミス等で情報漏洩が起こる危険性があるためです。
今回の事故で、やはり運用が必ずしもマニュアル通りに行っていないことがわかり、不安をぬぐいきれません。
- 2012年3月30日
- スルガ銀行が日本IBMに損害賠償を求めた裁判で、日本IBMに対して74億円の支払命令
スルガ銀行が日本IBMに対して発注した銀行業務の基幹システムの開発が契約通りに行われなかったとして損害賠償を求めた裁判で、東京地裁は日本IBMに対して約74億1000万円の損害賠償の支払いを命じた。
この裁判は、うまくいかない大規模システム開発のプロジェクトが多いため、IT業界ではかなり注目されていて、どのような判決になるかと注視されていましたが、スルガ銀行側の一方的な勝訴となりました。
日本IBMは、東京高裁に控訴を行ったため、まだ裁判としては続きますが、IT業界には大きな波紋が広がっています。
- 2012年2月2日
- 東証の株式売買・取引システムに障害が発生し取引が停止
東京証券取引所の株式売買・情報配信システム(アローヘッド)にシステム障害が発生し、午前の取引開始から午後0時半までの間、上場銘柄の約1割のあたる241銘柄の取引を停止した。
障害が発生したのは、相場情報配信システムの8台のサーバーのうちの1台で、装置が故障したため予備の機器に切り替えようとしたが、切り替えが出来なかったためと説明している。
アローヘッドは、世界最高水準を誇る最先端のシステムで、システムの安定性を求めて何重にも安全策を取っていたはずですが、それだけに相当複雑なシステムになっていて、運用にも高度な技術が必要ですが、やはり最先端のシステムは大きなリスクが潜んでいました。
- 2012年1月10日
- 新生銀行でシステム障害、3万5000件の振込処理が遅れ
新生銀行は、1月10日にシステム障害が発生し、約3万5000件の振込処理が完了しなかったと発表した。
なお、10日に完了しなかった振込処理は、11日中にすべて完了したということである。
原因は調査中だが、システム稼働中に処理がスローダウンしたため、処理が遅延したということ。